だ液検査「お口健康ナビ」では、特に歯周病と強く関連する3つの菌を検査します。
歯周病の原因は”菌”

歯周病には、歯周病原菌といわれる細菌が関わっていると考えられています。
厚生労働省e-ヘルスネット「歯周病とは」
歯みがきが十分でないと、歯垢(プラーク)が歯と歯肉の境目に増えていきます。
プラークの中には、1mgあたり1億個以上もの細菌が含まれます。細菌が産生する毒素によって、歯肉が腫れたり出血しやすくなったりします。
この状態から進行していくと、歯肉が炎症によってどんどん腫脹し、歯周ポケットが深くなります。
深くなった歯肉ポケット(歯肉溝)の中は歯周病の病原菌の繁殖しやすい酸素の少ない状態であるため、歯周病原菌の繁殖はさらに進むことになります。
おもな歯周病原菌には
厚生労働省e-ヘルスネット「歯周病とは」
P.g.菌(Porphyromonas gingivalis)・A.a.菌(Aggregatibacter actinomycetemcomitans)・P.i.菌(Prevotella intermedia)・T.f.菌(Tannerella forsythia)・T.d.菌(Treponema denticola)などが知られていますが、このほかにも数十種類もの細菌が歯周病との関連を疑われており、他の多くの感染症のように1種類の細菌やウィルスの感染によって起こるものではありません。
「お口健康ナビ」では3つの菌を検査します
だ液検査「お口健康ナビ」では、上記でも指摘がある、P.g.菌・T.f.菌・T.d.菌 の3つの菌を検査します。この3つの菌は”RedComplex”(レッド・コンプレックス)と呼ばれており、歯周病と強く関連する菌として分類されています。お口健康ナビでは唾液中のRedComplex3菌種の量をリアルタイムPCRを用い測定しています。
【RedComplexとは】
口腔内に存在している数百種類の細菌を、歯周病への関連が高い順に分類しピラミッド状に模式図化したものです。RedComplexと呼ばれる3菌種(P.g菌、T.d菌、T.f菌)はピラミッドの頂点に位置し、重度の歯周病に最も影響を及ぼしていると言われています。
